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湖のボート

医療費について

 医療費は主に 3 つの構成要素(保険料、公費、自己負担)によって構成され、この 3 者の微妙なバランスの上で日本の医療は成り立っています。国民医療費については、現在 30 兆円の規模となってなお増え続 けています。
 国民医療費を対国民所得と比較してみても、その割合は増え続けています。この国民医療費増加の最も大きな原因は「人口の高齢化」であるといわれていますが、高齢者にかかる老人医療は約10兆円にのぼり医療費全体の三分の一を占めています。高齢者の医療費の大半は老人保健制度を通じた就業者からの所得移転によって維持されています。高齢者が消費する医療費の大きさから、高齢化が医療費の負担構造にもたらす影響の大きさが分かります。さらに、進行する高齢化が医療費の負担構造にもたらす影響の大きさは、医療制度の根幹に関わるもので、2025年問題として議論されているところです。

医療費助成制度.GIF
高額医療1.GIF
医療2.GIF
後期高齢者医療制度.GIF

 現役世代の負担軽減のために、75歳以上の高齢者の窓口負担割合を2割とすることについては、令和2年12月15日に閣議決定されました。

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